同じ「ミノキシジル」でも、塗る薬と飲む薬では、国の承認も、万一のときの救済制度も別物です。
結論:外用は国内承認、内服は国内未承認
ミノキシジルには外用薬と内服薬があります。外用薬は国内で一般用医薬品として承認され、日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)でも男性で推奨度Aです。一方、内服薬は国内で承認された医薬品がありません。
厚生労働省の事務連絡(平成30年10月30日)には、「国内では、内服薬として承認された医薬品はありません」と書かれています。この事務連絡は、医師が個人輸入した未承認薬の服用による肝機能障害の報告を受けたものです。本記事はミノキシジル内服を推奨しません。違いを整理し、受診時に何を確認するかをまとめます。
外用と内服の違い(表)
- 国内の承認:外用(塗る) 一般用医薬品として承認(レバクリ公式は1%・5%と説明)/内服(飲む) 内服薬として承認された医薬品なし
- ガイドライン2017年版:外用(塗る) 男性で推奨度A/内服(飲む) 推奨度Aの対象に含まれない(本記事では評価を扱いません)
- 公式に書かれた主な副作用:外用(塗る) かゆみ、発疹、皮膚炎、紅斑など/内服(飲む) めまい、頭痛、動悸、血圧低下、多毛症など
- 医薬品副作用被害救済制度:外用(塗る) 国内で適正に使用した承認薬は対象/内服(飲む) 公式に「対象外」と明記する院が多い
- 続け方:外用(塗る) 毎日塗る手間と、頭皮の状態の観察/内服(飲む) 毎日の服用。全身への影響に注意
内服の副作用は、レバクリの公式ページでは胸痛、むくみ、低血圧なども挙げられています。初期脱毛の可能性も書かれています。どの薬も、判定は6か月〜1年を目安にし、中止すると効果は維持されません。

救済制度の線引きを論理で整理する
医薬品副作用被害救済制度(PMDA)は、「国内で医薬品医療機器等法を守って販売された医薬品を適正に使用して」重い健康被害が出たときの公的制度です。個人輸入された医薬品による健康被害は、救済の対象になりません(厚生労働省)。
クリニックが医師の責任で輸入した未承認の内服薬も同じ考え方で、レバクリ、AGAスキン、Dr.AGAは、公式ページに救済制度の対象外と書いています。「診察を受けているから安全」とは言えない点が、外用との大きな違いです。リスクを自分で把握したうえで判断する必要があります。
外用の価格の並び
公式ページの外用の価格です(税込)。濃度・容量・条件が違うので、同じ土俵の比較ではありません。
- DMM ミノキシジルローション15%:価格 10,560円/月/条件 1ヶ月ごとの決済
- 同上:価格 8,305円/月/条件 12ヶ月定期の月額換算
- レバクリ ミノキシジル外用5%(国内製):価格 6,232円/本/条件 単発のみ、定期の設定なし
- レバクリ ミノキシジル外用15%(海外製):価格 9,394円/本/条件 単発のみ、定期の設定なし
- イースト駅前 ミノキシジル外用5%:価格 5,500円/本/条件 単品(1ヶ月)。3ヶ月分は15,620円
- イースト駅前 1ヶ月トライアル:価格 1,980円/本/条件 初診限定
- Dr.AGA ミノキシジル2%ローション60ml:価格 8,800円/月/条件 30日分
国内で承認されている外用の濃度は1%と5%(レバクリ公式の説明)です。15%は濃度が異なるため、承認の扱いと製造国は、各院の公式ページで確認してください。
内服の価格の並び(参考)
国内未承認であることを前提に、価格の事実だけを並べます。推奨するものではありません。
- DMM ミノキシジルタブレット2.5mg:価格 4,125円/月/条件 1ヶ月ごと。12ヶ月は月額換算3,758円
- DMM 同5mg:価格 7,600円/月/条件 1ヶ月ごと。12ヶ月は月額換算7,333円
- DMM 同10mg:価格 8,300円/月/条件 1ヶ月ごと。12ヶ月は月額換算8,067円
- Dr.AGA ミノタック2.5mg:価格 6,600円/月/条件 医師が個人輸入した国内未承認薬
- Dr.AGA ミノタック5mg:価格 10,780円/月/条件 同上
- イースト駅前 ミノキシジル内服30錠:価格 8,250円/条件 1ヶ月。mg数の記載はなし
年間で並べると:式つき
DMMの公式価格で、薬代だけを12ヶ月で計算します(送料別、550円/回)。
- 外用15%:1ヶ月ごと 10,560×12=126,720円。12ヶ月定期 8,305×12=99,660円。
- 内服5mg:1ヶ月ごと 7,600×12=91,200円。12ヶ月定期 7,333×12=87,996円。
この差は、薬の種類・濃度・含有量が違う結果です。「外用の方が高い」ことも「内服の方が安い」ことも、この表からは言えません。さらに、内服には救済制度の対象外というリスクの価格が含まれません。

選び方:診察で確認する4点
筆者は医師ではないため、どちらを使うべきかは判断しません。次の4点を医師に質問すると、判断材料が整理できます。
- 私の状態で、外用と内服のどちらが選択肢になるのか。
- 内服を勧められた場合、国内未承認であることと、救済制度の対象外であることの説明はあったか。
- 持病や服用中の薬があるが、血圧・心拍への影響は確認できているか。
- 副作用が出たとき、誰にどの順で連絡するのか。
仕事が忙しい方ほど、副作用が出たときに受診する時間をつくりにくいものです。動悸やめまいが出たら仕事より体を優先する、と先に決めておくだけでも違います。
DMMの発毛ライトプランについて
DMMオンラインクリニックの発毛ライト フィナステリドセット(フィナステリド1mg+ミノキシジル内服5mg)は、12ヶ月定期の月額換算1,650円、薬代の総額19,800円(税込、送料550円/回は別)です。ミノキシジル内服は国内未承認で、救済制度の対象外となる点を理解したうえで検討してください。料金と内容は、次の受け口から確認できます。
価格・キャンペーンは変わるため、契約前に公式ページで最新の内容を確認してください。
Q&A
Q. 外用と内服を併用できますか。A. 同時に使うかどうかは医師の判断です。内服は国内未承認のため、本記事は推奨しません。
Q. 個人輸入の方が安いのでは。A. 個人輸入は救済の対象外で、診察も経過観察もありません。詳しくはでも紹介しています。
まとめ
ミノキシジル外用は国内承認で、ガイドラインでは男性で推奨度Aです。内服は国内未承認で、救済制度の対象外と書く院が多くあります。価格の安さと、リスクの大きさは別の話です。診察では、承認状況と副作用の説明を必ず確認してください。
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出典・確認先
- DMMオンラインクリニック「AGA男性メニュー(公式)」(2026年11月5日確認)
- レバクリ「男性AGAプラン・価格一覧 2026年02月17日時点(公式PDF)」(2026年11月5日確認)
- レバクリ「男性AGA 発毛プラン(公式)」(2026年11月5日確認)
- イースト駅前クリニック「AGA(公式)」(2026年11月5日確認)
- Dr.AGAクリニック「料金・治療方法(公式)」(2026年11月5日確認)
- PMDA「医薬品副作用被害救済制度Q&A」(2026年11月5日確認)

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