フィナステリドとデュタステリドを比べる:作用の違いと選び方

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同じAGA治療薬でも、止める酵素の数が違います。違いを知らずに価格だけで選ぶのは、判断材料の半分を捨てることです。

光源氏

光源氏「作用の守備範囲は違うが、優劣は付けないについては、わしの経験則だけでは頼りないな」
清少納言

清少納言「作用の守備範囲は違うが、優劣は付けないをひと言で決めつけるのは早計。もとの説明を確かめてから考えます」

結論:作用の守備範囲は違うが、優劣は付けない

フィナステリドとデュタステリドは、どちらもAGA(男性型脱毛症)の進行に関わるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を減らす薬です。違いは、働きかける酵素の範囲です。フィナステリドはII型の5α還元酵素、デュタステリドはI型とII型の両方を阻害するとされています(日本医事新報の解説)。

ただし「範囲が広い=よく治る」とは言えません。日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では、男性でフィナステリド内服もデュタステリド内服も推奨度Aです。本記事は効果の優劣を評価せず、作用の違い、副作用の記載、2026年11月5日時点の価格を並べるところまでを書きます。

光源氏

光源氏「作用の違い:止める酵素の種類。札に書かれた言葉の奥が気になるな」
清少納言

清少納言「作用の違い:止める酵素の種類をひと言で決めつけるのは早計。もとの説明を確かめてから考えます」

作用の違い:止める酵素の種類

  • 阻害する酵素:フィナステリド II型の5α還元酵素/デュタステリド I型とII型の両方
  • 先発品の名称:フィナステリド プロペシア(2005年国内発売)/デュタステリド ザガーロ
  • 後発品(ジェネリック):フィナステリド あり/デュタステリド あり
  • ガイドライン(2017年版)の推奨度:フィナステリド A(男性)/デュタステリド A(男性)
  • 区分:フィナステリド 処方箋医薬品/デュタステリド 処方箋医薬品

どちらも即効性はなく、半年以上の内服の前後で臨床写真を比べて継続を判断するとされています。中止すると効果は維持されません。女性の推奨度はDで、妊婦・授乳中の女性は薬に触れてはいけません。家族が同居している方は、保管場所にも注意が必要です。

光源氏

光源氏「副作用と注意点:記載は共通する部分が多い。わしはここを一気に読み飛ばそうとしておった」
小野小町

小野小町「副作用と注意点:記載は共通する部分が多いの説明には区別がございます。診察の話と自己判断を混同してはなりません」

副作用と注意点:記載は共通する部分が多い

DMMの公式ページには、フィナステリド・デュタステリドの副作用として、食欲不振、抑うつ感、かゆみ、じんましん、男性機能低下(性欲減退、勃起不全、精液減少など)が書かれています。数字としては、フィナステリドの国内試験で性欲減退1.1%、勃起機能不全0.7%と公式に記載があります。デュタステリドの同種の数字は、本記事では扱いません。

もう一つ、初期脱毛があります。飲み始めに抜け毛が増えて見えることがあり、判定には6か月〜1年かかるとされています。気になる症状が出たときは、自己判断で止めず、処方した医師に相談してください。

藤原道長

藤原道長「価格の並び:同じクリニックで両方を見るを確かめる前に、わしは答えを急ぎすぎたか」
光源氏

光源氏「価格の並び:同じクリニックで両方を見るの札の小さな条件を見落とすな。道長殿の財布でも無尽蔵ではないぞ」

価格の並び:同じクリニックで両方を見る

単剤の価格は、同じ条件で並べないと意味がありません。まず、DMMオンラインクリニックの公式ページ(税込、円/月)です。

  • フィナステリド1mg:1ヶ月ごと 3,520/12ヶ月定期の月額換算 2,097
  • デュタステリド0.6mg:1ヶ月ごと 4,900/12ヶ月定期の月額換算 3,125
  • 国内製フィナステリド1mg:1ヶ月ごと 5,830/12ヶ月定期の月額換算 4,299
  • 国内製デュタステリド0.5mg:1ヶ月ごと 6,820/12ヶ月定期の月額換算 5,408
  • 国内製プロペシア1mg(先発):1ヶ月ごと 10,780/12ヶ月定期の月額換算 対応なし
  • 国内製ザガーロ0.5mg(先発):1ヶ月ごと 10,800/12ヶ月定期の月額換算 対応なし

診察料は0円、送料は550円/回(税込)です。「国内製」の表記がない薬の製造国は、公式ページの要約からは判断できません。含有量も違うため、同じmgの比較ではない点に注意してください。

次に、レバクリとSBCの公式ページです。レバクリは海外製のフィナステリド1.3mgとデュタステリド0.6mgが、いずれも国内未承認医薬品と明記されています。

  • レバクリ 海外製フィナステリド1.3mg:条件 12ヶ月定期/総額 16,197円/月額換算 1,349円
  • レバクリ 海外製デュタステリド0.6mg:条件 12ヶ月定期/総額 37,587円/月額換算 3,131円
  • レバクリ 国内製フィナステリド:条件 12ヶ月定期/総額 41,345円/月額換算 3,445円
  • レバクリ 国内製デュタステリド:条件 12ヶ月定期/総額 48,863円/月額換算 4,071円
  • SBC HRタブレットF(フィナステリド1.3mg):条件 12ヶ月・再診2回目以降/総額 19,800円/月額換算 1,650円
  • SBC デュタステリド錠(mg数は記載なし):条件 12ヶ月・再診2回目以降/総額 64,740円/月額換算 5,395円

レバクリの送料は、6・12・24ヶ月定期で1,100円/回です。SBCの12ヶ月分は再診の方のみ購入でき、再診2回目以降の価格です。価格表の通常価格(対面と同額)は、フィナステリドが36,000円、デュタステリドが78,000円で、継続割で下がる仕組みです。

フィナステリドとデュタステリド 作用・推奨度・価格の比較表
藤原道長

藤原道長「年間の差額を式で見るの話か。先に思い込みを捨てねばなるまい」
光源氏

光源氏「年間の差額を式で見るの札の小さな条件を見落とすな。道長殿の財布でも無尽蔵ではないぞ」

年間の差額を式で見る

DMMの公式価格から、薬代だけを計算します(送料別)。

  • 1ヶ月ごと:フィナステリド1mg 3,520×12=42,240円、デュタステリド0.6mg 4,900×12=58,800円。差は16,560円です。
  • 12ヶ月定期の月額換算:2,097×12=25,164円、3,125×12=37,500円。差は12,336円です。

レバクリの12ヶ月定期の総額は、37,587−16,197=21,390円の差です。ただし、含有量も製造元も違う組み合わせです。価格差は、そのまま作用の差の対価ではありません。

12ヶ月定期の総額差と、診察前に確認する5つの質問
光源氏

光源氏「選び方:医師に確認する5つの質問。聞こえのよい部分ばかり見ていたようだ」
小野小町

小野小町「選び方:医師に確認する5つの質問の説明には区別がございます。診察の話と自己判断を混同してはなりません」

選び方:医師に確認する5つの質問

筆者は医師ではないので、どちらが合うかは判断しません。診察で次の5点を質問すると、判断材料が整理できます。

  • 私の薄毛の状態と原因は、AGAと考えてよいか。
  • フィナステリドとデュタステリドのどちらを勧めるか、その理由は何か。
  • 先発品とジェネリックで、私の場合に違いはあるか。
  • 副作用が出たときの連絡先と、中止の手順はどうなるか。
  • 効果判定は何か月後に、どう行うか。

経営者やビジネスパーソンにとっては、診察のたびに通院する時間も費用です。オンライン診療なら移動時間は減りますが、薬の選択は診察の質で決まります。価格表を見る前に、この5点を準備しておくと、短い診察でも実のある時間になります。

光源氏

光源氏「個人輸入との違い……この違いが分からぬまま決めてよいのか」
小野小町

小野小町「個人輸入との違いの説明には区別がございます。診察の話と自己判断を混同してはなりません」

個人輸入との違い

安い海外の通販で買えるから、診察はいらない。そう考える方もいます。個人輸入された医薬品による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象外と、厚生労働省が明記しています。診察も経過観察もない点も、決定的な違いです。詳しくは、個人輸入の危険性⑥の記事でも紹介しました。

光源氏

光源氏「DMMの公式の受け口を確認するを考えると、先ほどの見方も変わってくる」
清少納言

清少納言「DMMの公式の受け口を確認するをひと言で決めつけるのは早計。もとの説明を確かめてから考えます」

DMMの公式の受け口を確認する

DMMオンラインクリニックには、フィナステリド・デュタステリドの単剤に加え、発毛ライトプランがあります。発毛ライト フィナステリドセット(フィナステリド1mg+ミノキシジル内服5mg)は、12ヶ月定期の月額換算1,650円、薬代の総額19,800円(税込、送料550円/回は別)です。ミノキシジル内服は国内未承認の薬で、リスクの説明を受けたうえで判断する必要があります。料金と内容は、次の受け口から確認できます。

料金を確認する

オンライン診療を検討する

価格・キャンペーンは変わるため、契約前に必ず公式ページで最新の内容を確認してください。

光源氏

光源氏「Q&Aとは、都の評判だけで判断できる話ではないな」
清少納言

清少納言「Q&Aをひと言で決めつけるのは早計。もとの説明を確かめてから考えます」

Q&A

Q. デュタステリドの方が強いと聞きました。A. 阻害する酵素の範囲は広いとされますが、どちらが合うかは個人差があり、本記事は優劣を評価しません。ガイドライン上は、男性でどちらも推奨度Aです。

Q. 先にフィナステリドで始め、後で変えることはできますか。A. 変更の可否と時期は、医師の判断です。診察で相談してください。

光源氏

光源氏「まとめとな。見出しだけ読んで分かった気になってしまうぞ」
清少納言

清少納言「まとめをひと言で決めつけるのは早計。もとの説明を確かめてから考えます」

まとめ

フィナステリドはII型、デュタステリドはI型とII型の酵素に働きます。どちらも推奨度Aで、副作用の記載には共通点が多くあります。価格は、同じ条件・同じmgで並べて初めて比較になります。選ぶ前に、状態と原因の確認を医師に頼んでください。

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