AGA治療前に受ける血液検査:調べる項目と理由

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光源氏

光源氏「AGA治療前に受ける血液検査:調べる項目と理由。わが髪のことも気にかかるが、何をどう確かめればよいのだろう」
小野小町

小野小町「また鏡の前で悩んでおいでですか、源氏さま。思いつきで決めず、まず話を聞きなさいませ」
紫式部

紫式部「題材に関する公的資料と公式の条件を見ながら、確認できることを順に整理します」

血液検査は、AGA治療の「入口の関門」ではありません。何のために調べるのかを知れば、受ける・受けないの判断が楽になります。

先に結論:項目は、公的な基準で一律に決まっていない

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」は、診断は問診と視診が中心で、拡大鏡やダーモスコピーが補助になるとしています。血液検査の具体的な項目や基準値は、同ガイドラインの本文に記載がありません。つまり「AGAの治療前にはこの項目を必ず調べる」という全国共通の決まりを、この資料から読み取ることはできません。

調べる項目と費用は、クリニックごとの方針で変わります。受ける前に、その院の公式ページか診察で確認することになります。この記事では、公的な薬の情報(添付文書)に書かれた根拠と、各院の公式の記載を、分けて整理します。

光源氏

光源氏「薬のことは、名だけ聞いて決めるものではないのだな」
紫式部

紫式部「注意事項と使い方は、医師の説明と公式資料に沿って確認します」

血液検査が関わる理由は、薬の添付文書に書かれている

AGA治療薬の添付文書(PMDAで公開)には、血液検査に関わる記載がいくつかあります。2026年11月5日時点で確認した内容です。

  • 肝機能:フィナステリド(プロペシア錠)は主に肝臓で代謝され、重大な副作用として肝機能障害(頻度不明)が記載されています。肝機能障害の患者を対象とした臨床試験は行われていません。デュタステリド(ザガーロカプセル)は、重度の肝機能障害のある患者への投与が禁忌で、肝機能障害や黄疸があらわれることがあり、AST、ALT、ビリルビンの上昇を伴う場合があるとされています
  • 前立腺がんの検査(PSA):プロペシアの添付文書は、血清PSAが約40%低下することが報告されており、診断目的でPSAを測定する場合は2倍した値を目安に評価するとし

ています。ザガーロは、6か月以上投与中の人のPSAは測定値を2倍した値を目安に基準値と比較するとしています

つまり血液検査は、「効くかどうか」を調べるものではなく、肝機能など体の状態を確認し、あとで変化があったときに比べる土台を作る役割で語られます。これは筆者の整理であり、検査の目的は、最終的に処方する医師が判断します。

「血液検査を比べる:AGA治療前に調べる項目と費用」の記事でも比較しましたが、ここでは判断の根拠のほうを詳しく書きます。

光源氏

光源氏「その話、わが悩みにも関わりそうだ。先を読もう」
紫式部

紫式部「記載された根拠と、個別に確かめるべき点を分けて説明します」

PSAは、将来の健診で関わる

30代の方には遠い話に見えますが、AGA薬を飲んでいる人が前立腺がんの検診を受けるときは、PSAの値が薬の影響を受ける点を、検診を受ける医療機関に伝える必要があります。添付文書にあるのは、上記のとおり2倍して評価するという目安です。健診の問診票には、服用中の薬を書くのが基本です。

献血についても、日本赤十字社の血液センターの資料(岩手県赤十字血液センター、2022年11月2日付)に、フィナステリドは1か月間、デュタステリドは6か月間、献血を延期する薬として載っています。期間は変わる可能性があるため、最新は日本赤十字社で確認してください。

清少納言

清少納言「ここは条件をそろえて品評する段。順位や数字の読み違いには気をつけましょう」
紫式部

紫式部「金額と契約条件は、公式に記載された組み合わせのまま確認します」

各院の公式の記載(2026年11月5日時点)

血液検査の扱いは、院によってかなり異なります。公式ページの記載を並べます。比較であって、優劣の評価ではありません。

清少納言

清少納言「条件を並べて比べるもの。ここからは紫式部の記録に沿ってご覧ください」
  • 紫式部「クリニック:AGAヘアクリニック/血液検査の記載:あり(必須ではなく、定期的な検査を推奨。医師が必要と判断した場合に案内。初診時は1年以内の健診結果で代用可の場合あり)/費用の記載:一般検査 来院3,000円/採血キット5,000円。特殊検査 来院5,000円。生活習慣 来院3,000円」
  • 紫式部「クリニック:AGAスキンクリニック/血液検査の記載:あり。特定の薬の処方時に、服薬前と服薬後の体調変化を調べるため/費用の記載:0円(無料)」
  • 紫式部「クリニック:湘南AGAクリニック/血液検査の記載:対面は3,870円。オンラインで内服薬を買う場合は、事前の採血データ提出か採血キット購入(別途3,870円)が必要。初回は必須、2回目は推奨、3回目以降は年1回を推奨/費用の記載:3,870円(6か月以内の結果を持参すれば採血不要)」
  • 紫式部「クリニック:Dr.AGAクリニック/血液検査の記載:対面の初回に血圧検査・血液検査・マイクロスコープ検査を無料で実施。オンライン診療のみの場合は受けられない/費用の記載:0円(対面の初回)」
  • 紫式部「クリニック:レバクリ/血液検査の記載:公式サイト内に血液検査の案内を確認できず/費用の記載:記載なし」
  • 紫式部「クリニック:Oops HAIR/血液検査の記載:公式のFAQに記載なし/費用の記載:記載なし」
  • 紫式部「クリニック:DMMオンラインクリニック/血液検査の記載:血液検査の案内は、本稿では確認できていません。全額保証の条件に「初診日から2年以内の健康診断を受け、申請時に結果を提示できる」とあります/費用の記載:保証条件の項を参照」

クリニックフォアとイースト駅前クリニックは、血液検査の記載を本稿では確認していません。必要な場合は各院の公式ページで確認してください。

AGAヘアクリニックの公式ページには、ミノキシジル内服の処方者には来院時に血圧測定と定期的な血液検査を行うという趣旨の記載もあります。ミノキシジル内服は国内未承認の薬で、日本皮膚科学会のガイドラインでは推奨度D(行わないよう強く勧められる)です。この記事でも推奨しません。

小野小町

小野小町「聞くことを決めておけば、診察の場で源氏さまのように話を見失わずに済みますわ」
紫式部

紫式部「質問の内容は、本文にある確認項目に沿って整理しましょう」
血液検査:各院の公式の記載(2026年11月5日時点)

受ける前に聞いておくこと

血液検査を勧められたとき、または求められたときに、次の質問をしておくと判断しやすくなります。

1. 何の項目を調べるのか(肝機能、血糖、脂質など)2. 何のために調べるのか(処方の可否の確認か、服用前後の比較か)3. 費用はいくらで、定期的に必要か(頻度と回数)4. 健診結果で代用できるか(期間の条件を含む)5. 結果が基準を外れたら、どうなるのか(処方できない場合の返金条件を含む)

5番目は大事です。たとえばAGAスキンクリニックやDr.AGAクリニックの返金保証の対象外ケースには、「持病の採血データ等で服用できなくなった場合」という趣旨の記載があります。検査結果と返金条件が結び付いている院もあるため、契約の前に読んでおくべき箇所です。

光源氏

光源氏「その話、わが悩みにも関わりそうだ。先を読もう」
紫式部

紫式部「記載された根拠と、個別に確かめるべき点を分けて説明します」
血液検査の根拠と、受ける前の5つの質問

健康診断の結果を使えるか

会社の健康診断を受けている人は、直近の結果が手元にあるはずです。AGAヘアクリニックは初診時に1年以内の健診結果で代用できる場合があり、湘南AGAクリニックは診察日より6か月以内の血液検査結果の持参で採血不要としています。DMMの全額保証は、2年以内の健康診断の結果を提示できることが条件のひとつです。

つまり、受診の前に最近の健診結果をスマホで撮影して保管しておくと、手間と費用を省ける可能性があります。どの項目が足りないかは、院によって違います。

光源氏

光源氏「その話、わが悩みにも関わりそうだ。先を読もう」
紫式部

紫式部「記載された根拠と、個別に確かめるべき点を分けて説明します」

血液検査を受けなくてよいのか

オンライン診療のなかには、血液検査の案内を公式に確認できない院もあります。それが「検査が不要」という意味ではないことに注意してください。公式ページに記載がないことと、検査の必要がないことは別です。肝機能障害の既往など、持病がある人は、検査の有無にかかわらず自分から医師に伝えてください。

光源氏

光源氏「薬のことは、名だけ聞いて決めるものではないのだな」
紫式部

紫式部「注意事項と使い方は、医師の説明と公式資料に沿って確認します」

副作用と継続の前提

フィナステリド・デュタステリドには、性欲減退、勃起機能の低下、抑うつ感、肝機能障害などの副作用が記載されています。DMM公式ページには、フィナステリドの国内試験で性欲減退1.1%、勃起機能不全0.7%とあります。初期脱毛が起きることがあり、効果の判定には6か月から1年かかります。中止すると効果は維持されません。体に異変を感じたら、自己判断を続けず、処方した医師に相談してください。個人輸入の薬には、診察も検査も経過観察もなく、救済制度の対象外です。

小野小町

小野小町「聞くことを決めておけば、診察の場で源氏さまのように話を見失わずに済みますわ」
紫式部

紫式部「質問の内容は、本文にある確認項目に沿って整理しましょう」

DMM発毛ライトプランを確認する

血液検査を含めて質問を整理したうえで、公式の受け口を確認したい方向けに、料金と内容を確認できる公式の受け口を置いておきます。

2026年11月5日時点の公式ページでは、発毛ライトプラン(フィナステリド1mg+ミノキシジル内服5mg)の12ヶ月定期は、月額換算1,650円(税込)、薬代の総額19,800円(税込)、診察料0円、配送料550円/回(別)です。初年度は19,800円+550円=20,350円の計算になります。1ヶ月ごとの決済は5,900円/月です。ただしミノキシジル内服は国内未承認で、日本皮膚科学会のガイドライン2017年版は推奨度D(行わないよう強く勧められる)としています。この点も含め、処方の可否と条件は医師の診察で確認してください。全額保証は1ヶ月ごと決済が条件で、12ヶ月定期は対象外です。

案内はこちらです。

料金・契約条件を確認する

受診方法を確認する

キャンペーン・価格は変わるため、契約前に公式ページで最新の内容を確認してください。公式ページは https://clinic.dmm.com/menu/aga-male/ です。

まとめ

  • 血液検査の項目は、公的な基準で一律には決まっていない(ガイドラインに具体的な項目の記載なし)
  • 添付文書上の根拠は、肝機能への注意とPSAへの影響
  • 各院の対応は異なる。受ける前に項目・目的・費用・代用可否・結果の扱いを聞く
  • 最終的な判断は医師が行う
光源氏

光源氏「その話、わが悩みにも関わりそうだ。先を読もう」
紫式部

紫式部「記載された根拠と、個別に確かめるべき点を分けて説明します」
光源氏

光源氏「よし。まず状態と条件を確かめ、必要なことは医師に相談して決めよう」
紫式部

紫式部「この記事では、公式資料と確認できる条件を整理しました。個別の診断や治療の判断は、医師に相談してください。効果を保証するものではありません」
藤原道長

藤原道長「では、この巻物を家計簿に挟んで……おや、支払い帳ではなく歌会の順番表であったか」

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