光源氏「式部、近ごろどうも疲れが抜けぬ。休んでも、朝から体が重いのだ」
小野小町「あら、源氏ともあろう方が弱音とは。……けれど、その『なんとなく』を放っておくのが一番いけないのですわ」
紫式部「疲れは感覚のままにせず、まず測りましょう。そのための道具が、このたび源氏小町にできた無料のストレスチェック診断です」
「なんとなく疲れが抜けない」「休んだはずなのに重い」。そういう時期は、誰にでもあります。困るのは、その状態が「仕事の負担のせい」なのか「眠りの問題」なのか「人間関係の消耗」なのか、自分では仕分けできないことです。仕分けできないまま我慢だけが続くと、気づくのが遅れます。
ストレスチェックは、国の制度にもなっている
紫式部「ストレスチェックは、労働安全衛生法に基づく制度です。従業員が50人以上の事業場では、年に1回の実施が義務づけられています」
厚生労働省のストレスチェック制度の案内にあるとおり、この制度の目的は、労働者自身がストレスの状態に気づくことと、職場の環境改善につなげることです。つまり「気づく」こと自体が、公式に大事な一段目とされているわけです。職場の制度を受けられる人はそれを受ければよいのですが、対象でない人や、まず自分で確かめたい人の入口として、この診断を作りました。
感覚と、測った結果は、ずれることがある
光源氏「わしはまだ大丈夫な方だと思うのだが……」
小野小町「その『まだ大丈夫』が曲者ですわ。本人の感覚と、項目ごとの偏りは、案外ずれるものです」
働く人のメンタルヘルスの公的な情報窓口である厚生労働省の「こころの耳」でも、セルフチェックの入口が用意されています。公的なチェックと民間のチェックに共通するのは、「負担の量」だけでなく「心身に出ているサイン」と「相談できる相手・回復の手段があるか」を分けて見る、という考え方です。この診断も同じ4つの面で構成しました。

この診断で分かること
まずは簡易診断10問。最近の状態を4段階で答えると、仕事のストレス度の現在地と、項目ごとの傾向が表示されます。さらに詳しく知りたい方は、簡易結果の下から追加30問の詳細診断に進めます。全40問で項目ごとに比べ直し、どの面が高いか、優先して整えるとよい面はどこかまで示します。公的な入口としては、こころの耳の5分でできる職場のストレスチェックもあわせて知っておくとよいでしょう。
大事な断りを一つ。この診断は医療診断ではありません。結果は「自分の状態に気づくための目安」です。強い不調が続く場合は、医療機関や産業医、公的な相談窓口へ相談してください。
紫式部「締めます。疲れの正体は、4つの面に分けて初めて見えます。負担・関係・心身のサイン・回復の資源。高い面から整えるのが、遠回りのようで一番の近道です」
光源氏「よし、まず測る。……測り終えたら、今日はもう休む。それも回復の資源というやつだろう?」

出典
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